やらなかった後悔

「やらずに後悔するより、やって後悔した方がいい」という意見があります。どちらにせよ、後悔とは大抵の場合、極力避けたいものです。悔やむような事態はできる限り起こらないように、良い結果を期待して誰でも行動するでしょう。しかし、失敗して後悔することを恐れるあまり、そもそも行動できなくなってしまう人も少なくありません。強い感情が絡む恋愛において、特によくある事でしょう。片思いの相手に、自分の気持ちを告白できた人は実際どれほどいるでしょうか。告白して振られてしまうよりは、と気持ちを押し殺してしまう人の方が多いかもしれません。

好きな相手に告白しようかどうか迷う時、ほとんどの人は「振られたらどうしよう」と恐怖感を抱くはずです。好きな人から振られるというショックは大きく、相手を好きであればある程、そのショックから立ち直るのも難しくなります。過去に異性からフラれた経験がある人なら、ますます告白をためらい、ぐずぐずと二の足を踏んでしまうでしょう。

しかし、「告白をして振られる」という恐怖に怯え、意中の相手に想いを告げられないまま二人の関係が終わってしまったとなると、それはそれで無念が残るはずです。結果はどうあれ、自分の気持ちを伝えようと相手に真剣にぶつかっていけば、スッキリできるでしょう。毎日顔を合わせている相手でも、人気のスマホの出会いアプリで知り合ったような相手でも、自分の気持ちを告げるという行動自体が価値あるものなのです。出会いアプリの場合は、告白する前に「実際に会いたい」とお誘いしなくてはいけませんが、そもそも一度も会えずに関係が終わってしまった、そんな不毛な後悔をしたい人は誰もいないでしょう。

恋した相手に思いを告げる事は、誰にとっても勇気がいるものです。それでも、何もしなかった後悔は、いつまでも胸に残るでしょう。せめて全力を尽くしたというポジティブな後悔に変えられるよう、自分に自信を持つことも必要です。